初心者の暗号資産取引所の選び方|1つ目に見るべき4点

国内の暗号資産取引所はどこも「口座開設無料・スマホで完結」で、パッと見の違いが分かりにくくなっています。ですが、初心者の1つ目を選ぶときに見る点は絞れます。板取引に対応しているか/日本円の入出金コスト/取扱銘柄/アプリと実績の4つです。
結論を先に言うと、1つ目は「板取引が使えて、日本円の入出金が安い」取引所にしておくと、後から用途を足すときに困りません。
① 板取引に対応しているか(最優先)
同じ「ビットコインを買う」でも、販売所(運営から買う)と取引所=板取引(利用者どうしの注文をマッチング)で実質コストが数%変わります。販売所は買値と売値の差(スプレッド)が広く、往復で数%〜8%になることもあります。板取引ならスプレッドは0.1〜0.5%程度です。
「板取引で買える銘柄がどれだけあるか」は取引所によって差があります。
| 取引所 | 板取引の対応 |
|---|---|
| bitbank | 取扱44銘柄がすべて板取引に対応 |
| GMOコイン | 板取引は17銘柄。残りは販売所のみ |
| bitFlyer | 板取引(Lightning)はBTC・ETH・XRPなど少数。多くは販売所 |
| Coincheck | 26銘柄が板取引にも対応。残りは販売所のみ |
(※各社の公開情報から集計。上場・上場廃止で変わります。詳しくは取引所を比較するページ)
アルトコインも板で買いたいなら、対応銘柄が多い取引所を選んでおくと無駄なスプレッドを避けられます。
② 日本円の入出金コスト
暗号資産の価格が動かなくても、円を出し入れするたびに手数料がかかります。ここは固定費なので、少額で回すほど効いてきます。
| 取引所 | 日本円の出金手数料 |
|---|---|
| GMOコイン | 無料 |
| Coincheck | 407円 |
| bitFlyer | 220〜770円 |
| bitbank | 550〜770円 |
資金の出し入れが多くなりそうなら、出金無料のGMOコインを「入出金用」に持っておき、実際の売買は板取引の厚い取引所で、という併用が無駄を減らします。
③ 取扱銘柄
BTC・ETHだけなら国内どこでも扱っています。差が出るのは日本発の銘柄やアルトコインです。たとえばモナコイン(MONA)やシンボル(XYM)は海外取引所での取り扱いが少なく、国内取引所で買うのが基本になります。取扱数の目安はbitbank・bitFlyerが40前後、GMO・Coincheckが20〜37前後です。
「この銘柄を買いたい」が決まっているなら、その銘柄の取扱取引所を先に確認しておくと選びやすくなります。
④ アプリの使いやすさと実績
初心者のうちは、注文画面の分かりやすさと、口座数・出来高の多さ(=約定しやすさ・情報の探しやすさ)が効きます。Coincheckはアプリのダウンロード数が国内トップクラスで操作が平易、bitFlyerはBTC現物の出来高が国内最大級、という特徴があります。
1つ目の選び方と2つ目を足すタイミング
- 1つ目:板取引が使えて、日本円の入出金が安い取引所を1つ。ここで注文の出し方・積立・履歴の見方に慣れる
- 2つ目:目的が出てきたら足す。「アルトを板で買いたい」→ 対応銘柄の多い取引所、「入出金コストを下げたい」→ 出金無料の取引所、など
- 最初から2〜3口座を開いて分散する必要はありません。資金と管理の手間が増えるだけです
よくある失敗
- 販売所しか使わない:スプレッドで毎回削られる。板取引が使える取引所を選び、指値注文を覚えるだけでコストが大きく変わる
- キャンペーンだけで選ぶ:口座開設ボーナスは一度きり。手数料や板取引対応など、毎回効く条件で選ぶ
- 口座を作りすぎる:3つ以上あると資金が分散し、税金の計算(複数口座の損益合算)も面倒になる
- 本人確認を後回し:eKYCに数分〜数日かかる。相場が動いてから慌てないよう、先に済ませておく
よくある質問
Q. 結局、初心者は何を選べばいいですか?
A. 「板取引が使える」「円の入出金が安い」の2点を満たす取引所を1つ、が基本です。そのうえで、買いたい銘柄が決まっているなら、その銘柄を板取引で扱っているかを確認してください。
Q. 海外取引所は使わないほうがいいですか?
A. 初心者のうちは国内で十分です。海外は日本円の入出金に非対応で、日本の投資家保護の枠外、トラブル時も自己責任の範囲が広くなります。
Q. 複数の取引所を使い分けるメリットは?
A. 「入出金は出金無料の取引所」「アルト現物は板の厚い取引所」のように役割を分けると、トータルのコストが下がります。ただし2つで十分で、増やすほど管理が重くなります。
まとめ
- 見るべきは ①板取引の対応 ②日本円の入出金コスト ③取扱銘柄 ④アプリと実績
- 1つ目は「板取引が使えて円の入出金が安い」取引所
- 2つ目は目的が出てから。最初から分散しない
- キャンペーンより、毎回効く手数料・板対応で選ぶ
各社の条件は取引所を比較するページ、販売所と板取引の違いは販売所と取引所の違い、実際の買い方はビットコインの買い方を参照してください。
本記事は情報提供のみを目的としたものであり、特定の暗号資産や取引所の推奨・投資助言ではありません。暗号資産の取引は価格変動リスクを伴います。投資判断はご自身の責任で行ってください。詳しくは免責事項をご覧ください。
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